フルマラソンに挑戦して自分の目標を達成するには、先輩やプロのアドバイスが詰まった本が大きな助けになります。
ここではクニオが実際に読んだ書籍を紹介します。
初心者向けマラソン練習 おすすめの4冊
まずは、初心者が手に入れるべきフルマラソン入門本から紹介します
『金哲彦のマラソン練習法がわかる本』 著者 金哲彦
日本で最も有名と言っても過言ではない、プロランニングコーチの金哲彦氏の著書
金哲彦氏は大学時代箱根駅伝に出場した実績をもち、多くの市民ランナーを指導するコーチです。テレビ等でも活躍しており市民ランナーにはおなじみの方です。
金さんの説明はテレビ等で非常にわかりやすくて好評で、書籍も参考になります。
なおクニオは静岡県のエコパスタジアムで開催された、金哲彦氏のランニング教室に参加し、生で指導を受けることが出来ました。
おすすめのポイント
完走、サブ4、サブ3までレベルごとに100日間の練習メニューが解説されており、初心者から上級者まで役立つ1冊となっています。
入門書でありながら、ステップアップまでを見据えた一冊です。
クニオは、初マラソン出場からサブフォー達成までの練習メニューは、金哲彦氏のこの本の練習メニューをベースとして自分に合う練習方法にアレンジして取り組み、結果を出しました!
「1時間走れればフルマラソンは完走できる」著者 鍋倉賢治
こちらも、クニオがランニング開始直後に読んだ本。
著者は筑波大学の講師。大学の授業で初心者の学生達が「つくばマラソン」に向けた練習~完走までを指導したノウハウをもとに、初心者でもフルマラソンに完走できる事を丁寧に解説した本。
初心者が高い確率で完走した方法の解説は、非常に勇気づけられます。
おすすめのポイント
タイトルにもなっていますが、”1時間走れれば~”という点は、これまでのクニオの経験からも納得がいく点。
1時間走る習慣が身についているか、気持ちよく1時間走ることが出来るかはトレーニングが十分に積むことが出来ているのかの目安となります。
初心者向けの書籍は、自分が共感できる内容を見つけたり、様々な視点での練習の工夫を取り入れるためにも2~3冊読んでみることをおすすめします。
「マラソンは毎日走っても完走できない」 著者 小出義雄
オリンピック金メダリストを育てた小出義雄氏の初心者向け本。
一流ランナー向けの指導者なのかと思いきや、むしろ市民ランナーにも役立つ練習方法がわかりやすく解説されています。
おすすめのポイント
初心者が陥りがちな単調な練習に対し、メリハリのある練習でステップアップを図るヒントをもらうことが出来ます。
壁にぶちあたった初心者の役に立ちます。
実際、クニオは初マラソンで30km以降は完全に足が止まって歩くことすら厳しい地獄の状況を味わった身として勉強になる一冊です。
「実践 体幹ランニング」 著者 金哲彦
こちらはまたまた金哲彦氏の書籍です。
ランナー初心者が、伸び悩む原因の一つがランニングフォーム。”走る”という運動の基本でありながら、日本の学校教育では正しい走り方を指導していません。
おすすめポイント
この本では、正しい走り方として、体幹(たいかん)を生かした方法をわかりやすく解説しています。
体幹を鍛え、そして体幹を生かして走るフォームを身につけることで、効率よく力を伝える方法を学ぶことができます。
クニオ自身も初期の段階で、体幹を生かした正しいランニングフォームを意識して練習したことで、一度も大きな故障(怪我)を経験せず、練習開始後の2年半後にはサブフォーを達成できました。
また正しく体幹を使うことにより、お腹周りのぜい肉を効率的に落とすことが出来たと実感しています。
私が当時購入した時は、下記の改定前のバージョンだったのですが、DVDは付属していませんでした。新版にはDVDも付属しており、写真だけではわかりにくかったランニングフォームのポイントが視覚的に分かりやすくなっています。
走るモチベーションアップにつながるおすすめ2冊
直接的なランニング練習法ではないが、読めば走りたくなるモチベーションがアップする3冊を紹介します。
走ることについて語るときに僕の語ること 著者 村上春樹
世界的な小説家である村上春樹氏の自叙伝。
市民ランナーとしてウルトラマラソン等にも出場しており、市民ランナーが走り続ける”心理”が共感できます。世界的な小説家なのに、この本を読むと非常に身近な存在のように勝手に感じてしまいました。
個人的には、村上氏の小説はほとんど読んだことがなかったのですが、走り始めたことでこの本に出会い、村上春樹氏のファンになりました。
小説好きな人が、ランニングをはじめるきっかけにもなり得る一冊です。
「若いぼくらにできること」 著者 今井雅之
この本は、実はクニオが大学生の時に読んだ本です。ランニングやマラソンと直接関係する本ではありません。
今井雅之氏の自伝的な本です。自衛隊時代の話や、俳優となってニューヨークの舞台に立った話など。
その中で、東京~大阪間の単独マラソンに挑戦したことが書かれており、当時挫折を味わったばかりだった当時の大学生のクニオは、非常に衝撃を受けた。
そしてクニオ自身も東京⇒静岡までを4日間で走破するマラソン野宿旅に挑戦しました。そのくらい心を動かされる熱い思いのこもった本です。タイトル通り、若い学生に読んでもらいたい本です。
クニオ自身が、生きる力をもうらうことが出来た一冊だったので紹介しました。
2015年闘病の末、今井氏が亡くなった時は非常にショックで信じられませんでした。こんなにも強い人でも病には勝てなかった。本当に無念だったろうと思います。冥福をお祈りいたします。
今回は、6冊のおすすめ本を紹介いたしました。興味があればぜひ読んでみてください。